顧問先様の所長会議で30分ほどのお話しをさせていただきました。テーマは「そもそもなぜ労務コンプライアンスを守る必要があるのか」です。

リアル参加は10名ほどでしたが、オンラインで50名ほどの幹部社員の方々が参加してくださいました。

法律だから、罰則があるから、労働トラブルを予防するため、など理由は色々考えられますが、私が考える最も重要な理由は「従業員の不信感が募るから」です。労働法令違反は従業員の損得に直結しているので、会社がルール違反をしていると、従業員は敏感に反応し、モチベーション低下につながります。在職中は会社と揉めたくないので黙っていますが、だからこそタチが悪く、ボディブローのように効いてきて、会社をむしばみます。

法改正に対応し、労務コンプライアンスを遵守することは、手間とコストがかかったとしても、長期的に見れば会社にとって得策である、と私は考えます。